メールアドレスの不具合に関しまして

 ツイッターの方でもお知らせしましたが、念のためこちらにも記載させていただきます。

 本ブログのプロフィール欄にて公開しているメールアドレスですが、サーバーの不具合により9/30〜10/4の間、送受信ができない状態になっておりました。
 現在はトラブルが解消され正常な状態に復帰しております。
 ただ、停止中にいただいたメールについては受信できていない可能性がありますので(該当のメールにはエラーメッセージが返送されているかと思います)、もし9/30〜10/4間にご連絡をいただいておりましたら、お手数ですが再送をお願いいたします。

 ご迷惑をおかけして申し訳ございません。

新刊「ラエティティア覇竜戦記―神王のゲーム―」

 どうも、すえばしです。
 ブログの更新は久々になりますね……。最低限、お仕事関係の告知くらいはしっかりやっていこうと思いますので、どうかお見捨てなきよう。


 えー、HJ文庫では久々の新作、「ラエティティア覇竜戦記―神王のゲーム―」が8月1日に発売となります。

 ツイッターのほうでも告知しましたが、今回はPVを作っていただきました。
 あらすじやキャラクターが華麗な演出とともに紹介されておりますので、是非ご覧下さい。

 PVが見事なものなのであまり付け加えることはないのですが――異世界ファンタジー国盗り戦記です。私の作品にしては主人公がやや珍しい性格をしているでしょうか。
 あ、幼女は出ます。


 さて、同作の店舗特典についてのお知らせ。
 WonderGOOでお買い上げいただくとポストカードが、アニメイトゲーマーズとらのあなメロンブックスでお買い上げいただくと、書き下ろしSSペーパーが付いてきます。
 SSは四種類、つまり、各店のペーパーにそれぞれ別のエピソードが収録されています。(いずれも一巻終了後のお話なので、先に文庫の読了を推奨)


 このSS四編なんですが、実は相互に関連していまして、時系列順に並べるとひとつの流れが浮かび上がってくるようになっています。
 もちろん単体でも完結していますし、四冊買って欲しいとは言いませんが、もし四枚とも目にする機会がありましたら順番に通して読んでいただいても面白いかと。


 ブログ休止中に出版されました以下の作品についても、よろしくお願いいたします。

 原点回帰、でしょうか。デビュー作と似たシチュエーションで、趣の異なった話を作ることに挑戦してみました。


 世界の謎が少しずつ明らかになります。ちなみに続きは……うん……

新刊「さまよう神姫の剣使徒」告知&「ひき神」雑感その2

 5月18日、富士見ファンタジア文庫より「さまよう神姫の剣使徒デュエリスト)」が発売になります。



 一言でいえば、ダンジョンを舞台にしたバディもの。
 ポンコツ女神と落ちこぼれ探索士のコンビが活躍します。
 私にとっては初めての異世界ファンタジー
 シリーズ化できればいいんですが……こればっかりは皆様のご支援次第ですね。
 よろしくお願いいたします。




 さて、少々遅くなりましたが、以下は皆様のおかげをもちまして先日無事完結しました「ひきこもりの彼女は神なのです。」
 『天秤の会』の残りのメンバーについての一言コメント&裏話。


【和泉コウタ】
 男の子っぽいけど女の子。高性能乙女回路搭載。
 名前を漢字で書くと小詩。ただ命名した母親が早くに亡くなってしまったので、漢字表記や正確なイントネーションが伝わらないまま来てしまい、天人が誤解する羽目に。
 優秀な魔術師なんですが、周囲が周囲なのであまり目立たなかったかも。最終巻なんかも紙幅と執筆時間が許せばもう少し出番をあげたかったんですけどね。結果的にあんまり報われてない……
 幼いころは実験体的な扱いを受けていて、ほとんど口を開いていません。一人称がボクだったり口調が微妙に男っぽいのは、救出されたあと傍に居たリョウタの真似をしたから。
 ちなみに性別は一巻開始時から決まっていました。女の子であることが明かされる三巻ラストまで「男」「少年」「弟」等の表現は一度もしていませんし、女性である伏線もちょくちょく張っています。


【ウルリカ】
 犬メイド幼女。我ながら属性盛りすぎかなと思わないでもなかったですが、人気でした。よかった。
 無邪気で裏表のない良い子です。趣味は天人と遊ぶことと、食べること。カレーやタマネギも平気。天人が来て以降、料理にも興味を覚えたので修行中。
 基本的には誰に対しても好意的。ただし亜夜花を苛める氷室結(ロキ)と氷室海里(ヨルムンガンド)は嫌い。
 元ネタは北欧神話の地獄の番犬ガルムです。フェンリルと同一視、あるいは同族と解釈する向きもあるようですね。だから大神太陽とは仲良し。
 モデルがわんこということで、家で買ってる犬の行動や仕草なんかを参考にしてみたりしました。作者、犬派です(猫も好きですが)。


御子神てとら】
 何も考えてないようで、実は色々考えてる人。
 元ネタはユダヤ教キリスト教の主神YHVH。男性格と認識されていることが多いですが、元々は性別のある神ではないので女性として描きました。その方が楽しいし。
 たいてい何か食べてるか寝てるかしてます。大喰らいですがグルメではありません。一皿のフォアグラと一カップの特大インスタントラーメンなら後者を選ぶ。
 食っちゃ寝しているのは喪われつつある力を温存するため、とは本人の主張。真偽は不明で、あるいは単なる趣味かもしれません。毎日が安息日
 余談ですが寮内一の巨乳。(てとら>千那>万那>《平均サイズの壁》>梨玖>亜夜花>コウタ>ウルリカ)


【柚原万那】
 やや派手めな外見ですが、実は面倒見のいいお姉さん。意外に人気がありました。
 多分作中一、二を争うくらいの常識神。基本的には陽気な遊び人なんですが、かなり人間寄りの感性をしているため、周囲の神々の言動に胃の痛い思いをすることもしばしば。
 学校でも人の輪の中心に居るタイプですが、本領はリーダーというよりサポートや調整役でしょうね。
 元ネタはウガリット神話の女神アスタルテ。軍神、または豊穣多産の神として、民衆に人気があったようです。遊び好きで人間びいきというのはその辺りを反映しています。


【柚原千那】
 万那の姉で一二三の妹。(地雷を踏まない限り)言動は穏やかですが、性格はそうでもありません。全てにおいてやり過ぎるか全くできないか、極端な人。
 曙光山学園ではやや天然でおしとやかな美人で通ってますが、万那ができるだけ傍に張り付いてボロが出ないようフォローしまくった結果でもあります。
 元ネタはウガリット神話の女神アナト。アスタルテと同一視する説もありますが、軍神としての苛烈な性格を彼女より強く残しています。兄神にデレデレで、兄の敵を八つ裂きにしたうえ石臼で粉にして地面にばら撒いたり、ムカついたので人間をぶっ殺しまくったりと印象的なエピソードの多い神様。


【柚原一二三】
 千那万那の兄。オタク、というか人間のサブカル文化全般が好き。妙な口調もある程度自覚的に、楽しんでやっています。
 イラストにしてもらう機会はありませんでしたが、人間時の姿は爽やかイケメン(無自覚)。
 元ネタはウガリット神話の嵐の神バアル。広く信仰された神のようで、聖書なんかにも敵役として名前が出てきます。後に悪魔として知られるようにもなりましたね。
 バアルのような古いのになると特に顕著なんですが、神々や神話は時代とともに変化したり他地域のものと習合したりするので、解釈はかなり好き勝手にやっております。


【和泉リョウタ】
 コウタの兄(というか保護者)。チャラい外見ですが、意外に義理堅い人。
 最初の召喚主(コウタの母親)の願いを聞き届け、コウタの面倒をみてきました。いきなり子育てする羽目になって内心困惑しただろうなーと思います。
 途中色々怪しい動きを見せていましたが、一応これも彼なりの誠実さでコウタのことを考えた結果。
 あんまり描く機会はありませんでしたが、なぜか一二三とウマが合う。
 元ネタは悪魔べリアル。キリスト教的世界観のなかで悪魔とされたバアルとは近い関係ですね。

ひき神シリーズを終えて雑感

 いつのまにやら4月です。
 年末くらいからずっとバタバタしてて死にそうになってたんですが、新作の原稿も一段落し、数か月ぶりに差し迫った締切のない日々を送っています。
 いや、この間に書き溜めて貯金を作っておかないとまずいので、結局は仕事するんですけどね。
 ゲームの方はルーンファクトリー4がようやく終わったので(160時間……)Fate/EXTRA CCCやってます。パッションリップ可愛い。BB可愛い。あと今回、全体的に男キャラがかっこいいですねー。


 さてさて、「ひきこもりの彼女は神なのです。」について。
 皆様の応援のおかげをもちまして、無事にシリーズを閉じることができました。改めてお礼申し上げます。
 企画当初のコンセプトは以下のようなものでした。
・学生が主人公
・狭い地域の日常的な話
・人死にとかはできるだけ無しにしたい
・一巻完結型
 8巻のあとがきでも少し触れましたが、前シリーズ「スクランブル・ウィザード」とは少し変わったものをやってみたいなあ、という考えがあったので、あえて前作にはない要素を積極的に取り入れてみた感じですね。
 で、シリーズを終えてどうだったかというと……んー、異なる部分もあり、似てる部分もあり、という印象でしょうか。書いてる人間か同じなもので、根本的なところで共通する雰囲気はあるんじゃないかと思います。
 あ、もし「スクランブル・ウィザード」未読の方がおられましたら、この機会にご一読頂けると作者は喜びます。


 次に主要キャラについて。


【名塚天人】 
 言わずと知れた主人公。
 前作の十郎がやさぐれひねくれだったので、今回は熱血真っ直ぐなタイプです。実際に書いてみると、想定していたより更に猪突猛進型になったかも。
 反響的には「好感が持てる」と「うぜえ」が両方あったようです。なんせ自分からトラブルに首を突っ込みたがるので非常に動かしやすいんですが、実際に居たら確かに少々暑苦しいですかねー。
 元ネタ(というか彼に関しては作中で明言してますが)は聖書のネフィリム。人間と天使のミックスですね。原典では悪逆非道の巨人みたいな扱いですが、本作では正義の味方。


【氷室亜夜花】
 ヒロインその1。
 コミュ障気味ですが、付き合うと意外に許容範囲が広くて相手を立てるタイプ。不機嫌そうな顔で拒絶オーラを出してはいても、押しには弱いのです(だから梨玖が苦手)。
 世の中に背を向けていますが、これは一度目に入れてしまうと気にせずにはいられない性格であるため。主人公がひねくれ者でヒロインが素直だった前作とは、逆の組合わせになりますね。
 基本的に私は屈折してる子、どこか病んでる子が好きなもので、そのあたりの好みは亜夜花にも梨玖にも見事に反映されてます。ついでに小柄貧乳も趣味です、はい。
 元ネタは北欧神話の冥界の女神ヘル。半身が赤、半身が青という姿で描かれることが多いのですが、そのまんまイラスト化されると少々怖いことになるので、瞳の色に反映させてました。


羽村梨玖】
 ヒロインその2。
 人当たりの良い人見知り。一見明るいですが、あんまり他人に心を許しません。一定の枠内のコミュニケーションは上手く処理できますが、それを超えると加減がわからなくておかしくなります。
 もともとは内気で引っ込み思案。家族を亡くしたことで、痛みを感じる自分と普段の自分を無理矢理切り離そうとした結果、現在の性格が形成されています。今は演じていることすら忘れてしまいました。
 最終巻の(というかシリーズ通しての)彼女の役割については、かなり早い時期に固まりました。4巻のエピローグからそのあたりの伏線が始まっています。
 読者の皆さんにはえらく怖がられたようですが、不憫な子なんですよ? いや、怖いですけど。
 元ネタは吸血鬼。特にオリジナルの設定は採用してないです。


 長くなりそうなので、とりあえずメインの三人。
 「天秤の会」のメンバーについては、また後日。

新シリーズ告知

「さまよう神姫の剣使徒デュエリスト)」5月18日富士見ファンタジア文庫より発売となります。
富士見ファンタジアからは初めての本となりますね。(というか、HJ文庫以外で書くのが初めてなんですが)
今のところお知らせできるのはタイトルのみですけど、おいおい情報公開されていくと思うのでご期待下さい。
発売日はまだ少し先ですが、よろしくお願いします。


今ちょっと修羅場が長引いてテンパリ中なので、告知のみで失礼。
「ひきこもりの彼女は神なのです。」シリーズのまとめ、というか雑感についてはもう少しお待ち下さい。

久々の告知

どうも、すえばしです。仕事が恋人です。
彼女は非常に情熱的で、朝まで放してくれません。
おかげで毎日寝不足ですよあっはっは。


…………。
えー、仕事が立て込んでいたため告知のタイミングを逃してましたが「ひきこもりの彼女は神なのです。7」、発売中でございます。
また3月1日に「ひきこもりの彼女は神なのです。8」も発売となります。
よろしくお願いいたします。

ひきこもりの彼女は神なのです。7 (HJ文庫)

ひきこもりの彼女は神なのです。7 (HJ文庫)

ひきこもりの彼女は神なのです。8 (HJ文庫)

ひきこもりの彼女は神なのです。8 (HJ文庫)

ひき神シリーズについては、また後日改めて色々語ろうかと思います。
が、現在修羅場まっただ中なので、しばらくお待ち下さい。多分あと10日ほど。


寝る前に少しずつルーンファクトリー4をやってます。
130時間ほどで3部までクリアしましたが、まだ結婚できません。
この重要イベントをランダムにしたのは誰だあっ!
……いや、良いゲームなんですけどね。


あんまり本も読めてないなあ……
基本的に積ん読はしない主義なんですが、未読本がどんどんたまっていきます。


まあ私のような稼業にとっては、忙しいのは暇なのより良いことなので、も少し頑張りますかね。

ひきこもりの彼女は神なのです。6

はい、例によって三か月半ぶりの日記です(開き直った)。
「ひきこもりの彼女は神なのです。6」、6月30日に発売になっております。
表紙は若作りさんこと御子神てとら。
よろしくお願いいたします。

ひきこもりの彼女は神なのです。 6 (HJ文庫)

ひきこもりの彼女は神なのです。 6 (HJ文庫)

さて、この三か月ですが、ほとんど仕事仕事で過ぎた日々でした。
ことあるごとに言ってる気がしますが、私は執筆速度に自信がないためこのペースを保つのでいっぱいいっぱいなんですよねえ。
生産性上げたい。月刊すえばしとか言われてみたい。いや無理っぽいですけど。


そんなわけで執筆の合間にちょこちょことゲームしてた記憶くらいしかありません。
えーと、今はPSP日本ファルコムの軌跡シリーズをやってます。空の軌跡FCから始めて、SC、3rdときて、先日零の軌跡をクリア。次は碧の軌跡
3DSを購入しましたが、数日後に3DSLLが発表された落ち込んだりしました。
据え置き機の方ではロボティクス・ノーツをプレイ中。批判も多いようですが、私は結構好きですよ、このお話。


あ、ゲーム以外では、先日HJ大賞の授賞式に参加するため東京に行ってきました。
新人さんたちも含め、色々な方とお話が出来るので毎年楽しみにしています。
料理は堪能しましたが、ビンゴは何も当たらず。今回で五回目の参加ですが、今まで一度も当たったことありません。
来年も呼んでいただけるよう、原稿がんばろ。